
カメラを手放す際、「本体とセットでないと売れないのでは?」と思う方も多いかもしれません。しかし、実はレンズ単体でも高価買取が可能です。特に人気メーカーのレンズや状態の良いものは、中古市場で非常に需要が高く、高額で取引されることがよくあります。
この記事では、レンズを高価買取してもらうためのポイントや、メーカー別の中古相場について詳しく解説します。また、少しでも高く売るためのコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

レンズ買取の基本ポイント
1. レンズの状態を確認する
レンズの状態は買取価格に大きく影響します。以下の点をチェックしましょう。
- 外観:傷や汚れがないか。特に目立つ傷は減額対象になりやすいです。
- 内部:カビや曇りがないか。レンズ内部の汚れや曇りは撮影品質に影響するため、査定額が大きく下がる原因になります。
- 動作確認:オートフォーカスやズーム機能が正常に動作するかどうか。動作不良がある場合は修理費用分が差し引かれることがあります。
2. 付属品を揃える
元箱やレンズキャップ、フード、専用ケースなど、購入時に付属していたものが揃っていると査定額がアップする可能性があります。特に元箱がある場合は「大切に保管されていた」と判断されることが多く、高評価につながります。
3. 人気モデルかどうかを確認
中古市場では、特定のブランドやモデルが特に人気です。たとえば、高性能な単焦点レンズやズームレンズはプロ・アマチュア問わず需要があります。また、ミラーレスカメラ用の新しいレンズも人気が高い傾向があります。次に、主要メーカーごとの中古市場での買取相場について解説します。以下はあくまで目安ですが、自分の持っているレンズがおおよそどれくらいで売れるかを知る参考になります。
メーカー別の中古相場
Canon(キヤノン)
キヤノンは初心者からプロまで幅広い層に支持されているブランドです。特に「Lシリーズ」と呼ばれる高性能なレンズは中古市場でも人気があります。
例:EF 100mm f/2.8L Macro IS USM
中古価格帯:約50,000~80,000円
→ マクロ撮影用として非常に人気のあるモデルです。
Nikon(ニコン)
ニコンも根強いファンを持つブランドで、特に一眼レフ用の望遠ズームレンズが高値で取引されることが多いです。
例:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
中古価格帯:約100,000~150,000円
→ スポーツ撮影や野鳥撮影などで愛用される定番モデルです。
Sony(ソニー)
ミラーレスカメラ市場で急成長したソニーは、その対応レンズも非常に人気があります。特に「Gマスター」シリーズは高性能で評価が高いです。
例:FE 24-70mm f/2.8 GM
中古価格帯:約150,000~200,000円
→ ミラーレスカメラユーザーから絶大な支持を受けている標準ズームレンズです。
Leica(ライカ)
ライカはプレミアムブランドとして知られており、そのレンズは中古でも非常に高値で取引されています。
例:Summilux-SL 50mm f/1.4 ASPH
中古価格帯:約300,000~400,000円
→ 高級感と性能を兼ね備えたプロ仕様の単焦点レンズです。
高く売るコツ!
少しでも高値でレンズを売るためには、以下のポイントを意識しましょう。

1. 市場価格を調査する
まず、自分の持っているレンズが現在どれくらいの価値があるのか調べましょう。eBayやAmazonなどのオンラインマーケットプレイスで同じモデルの商品ページを見ることで、大まかな相場感をつかむことができます。また、「販売済み」のリストを見ると実際に取引された価格もわかります。
2. 状態をアピールする
買取業者や個人間取引では、商品の状態を正確に伝えることが重要です。特に個人間取引の場合、高品質な写真を撮影して掲載すると信頼性が増し、高値で売れる可能性があります。
3. 付属品やセット販売で魅力アップ
単体で売るよりも、関連アクセサリー(フィルター、三脚など)とセットで販売すると買い手から見た魅力が増し、高額査定につながることがあります。また、元箱や説明書などもできる限り揃えておきましょう。
4. 販売プラットフォームを選ぶ
どこで売るかによっても価格は変わります。
- オークションサイトでは競り合いによって予想以上の価格になることがあります。
- カメラ専門店では即現金化できるメリットがありますが、市場価格より少し低めになる
- 地元店舗では交渉次第で査定額アップも期待できます。
まとめ
カメラ本体だけではなく、レンズ単体でも十分な買取価値があります。特に人気メーカーやモデルの場合、中古市場でも需要が高いため、高価買取が期待できます。この記事で紹介したポイントを参考に、自分の持っているレンズを最大限活用してみてください!