「長年愛用してきたカメラを売って、新しい機種の購入資金にしたい」 そう考えたとき、一番気になるのはカメラの状態(コンディション)による査定額の違いではないでしょうか?
「底面に三脚の跡があるから、すごく安くなるのでは…」 「角の塗装が剥げているけど、これってジャンク扱い?」
そんな不安をお持ちの方へ。 こんにちは、オンカメ専門査定士の藤川です。 私は年間5,000台以上のカメラ・レンズを査定し、業界ごとのランク基準(美品・良品・並品など)の裏側も熟知しています。
結論から言うと、機能に影響しない「スレ」程度なら、大幅な減額にはなりません。 しかし、「良品(AB品)」と「並品(B品)」の境界線を知らないと、相場より安く買い叩かれてしまうリスクがあります。
この記事では、プロが実際にどこを見てランクを決めているのか、その**「判定基準」**を包み隠さず解説します。ご自身のカメラがいくらになるのか、目安を知るためにお役立てください。
初めての宅配買取でどのように進めたら良いのかサイトだけを見ても分からない。
そのようなお客様でも「ビデオ通話査定」をご利用頂くことで専門の担当者と直接対話でき、その場で抱えている問題を全て解決することができます。
もちろん、LINE内だけでやり取りできるLINE査定も実施しております。

中古カメラの査定額を決める「ランク判定」とは?
カメラ買取の世界では、商品の状態をいくつかの「ランク」に分けて価格を決めます。業者によって呼び方は多少異なりますが、一般的には以下の5段階が基準となります。
- S品(新品同様): 開封のみで未使用、または展示品レベル。
- A品(美品): 使用感がほとんどなく、傷が見当たらない状態。
- AB品(良品): 通常使用によるわずかなスレはあるが、目立つ傷はない。
- B品(並品): 明らかな使用感、傷、塗装剥げがある(実用品)。
- C品(難あり): カビ、クモリ、故障個所があるもの。
読者が一番知りたい「AB品」と「B品」の境界線
多くの方が持っている「数年使ったカメラ」は、だいたいAB品かB品のどちらかに分類されます。 この2つの価格差は、機種にもよりますが数千円〜数万円開くこともあります。「どこからがB品になるのか」を知ることが重要です。
プロはここを見る!減額になりやすい「傷・スレ」の場所
私が査定をする際、特に注目してチェックするポイント(=減額対象になりやすい箇所)をご紹介します。
1. 底面の三脚跡と角のスレ
最も傷つきやすいのが底面です。
- 薄いスレ(AB品判定): 光にかざしてやっと見える程度の薄い線傷。
- 塗装剥げ(B品判定): 角が擦れて、下地の金属(真鍮やマグネシウム合金)が見えている状態。
いわゆる「地金が出ている」状態になると、B品(並品)扱いになることが多いです。
2. グリップのテカリとゴムの浮き
一眼レフなどのグリップ(持ち手)部分は、長年握っているとゴムのマットな質感が失われ、ツルツルと光沢が出てきます。これを「テカリ」と呼びます。 テカリが強い場合や、ゴムが剥がれかけている場合は減額対象です。
3. マウント部の摩耗
レンズを装着する金属リング(マウント)部分です。レンズ交換の頻度が高いと、ここに無数の傷がつきます。機能には問題ありませんが、使用頻度を測るバロメーターとしてチェックします。
ABランク
Bランク


【実例】ランク違いで価格はこれだけ変わる(査定事例)
では、ランクによって具体的にいくら金額が変わるのでしょうか? 私が過去に査定した人気機種、Canon EOS 5D Mark IVを例に挙げてみます。(※相場は変動します)
| ランク | 状態の目安 | 参考買取価格 |
| A品(美品) | ほぼ無傷。使用頻度が極端に少ない。 | 約115,000円 |
| AB品(良品) | 底面にわずかなスレ。全体的に綺麗。 | 約105,000円 |
| B品(並品) | 角に塗装剥げあり。グリップにテカリあり。 | 約 85,000円 |
このように、AB品とB品の間には約20,000円の差が出ることがあります。 だからこそ、「自分のカメラは傷があるからB品だ」と自己判断せず、プロに見極めてもらうことが大切なのです。
自分でできる!簡易ランクチェックリスト
査定に出す前に、ご自身のカメラをチェックしてみてください。以下の項目に当てはまるものが少なければ、高ランク(AB品以上)の可能性があります。
- [ ] カメラの四隅(角)に、塗装が剥げて銀色/金色になっている部分はないか?
- [ ] 液晶モニターに、電源OFF時でも見える深い傷はないか?
- [ ] グリップ(ゴム部分)はベタベタしたり、白く変色していないか?
- [ ] ファインダーを覗いた時、黒い点(ゴミ)やカビが見えないか?
- [ ] バッテリー室の中に、液漏れ(青白い粉)の跡はないか?
これらが「なし」であれば、自信を持って査定に出してください。
他社で「減額」される理由 vs オンカメの強み
ここで注意していただきたいのが、「自己申告」と「実査定」のズレです。
一般的な宅配買取の落とし穴
電話やメールで「傷は少しです」と伝えて見積もりをもらっても、実際にカメラを送った後で業者が見て、 「ここに傷があるのでBランクに下がります。査定額はマイナス2万円です」 と減額されるケースが後を絶ちません。これは、言葉や写真だけでは「傷の深さ」が伝わらないからです。
オンカメならビデオ通話査定で「ランク」を確定
私たちオンカメは、この認識ズレをなくすために**「Zoom(ズーム)」**を活用しています。
- リアルタイムで確認: 高画質な映像で、「そこの角をアップで見せてください」と細部まで確認します。
- その場で判定: 「この傷ならAB品の範囲内ですね」「ここは塗装剥げがあるのでB品になります」と、送る前にランクを確定させます。
だからこそ、商品到着後に「やっぱり減額」という事態が起きないのです。
メールや電話だけの査定とは違い、顔を見ながら相談できるので、付属品のことで悩んでいる方こそビデオ通話査定をご利用ください。 もちろん、LINEだけでやり取りできる「LINE査定」も実施しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
ビデオ通話査定の様子|プロの査定プロセス
実際にビデオ通話査定では、以下のような流れで状態を確認します。
- 外観チェック: カメラ全体を回しながら、大きな傷がないか見ます。
- 細部の確認: 私(藤川)の指示に合わせて、底面やマウント部をカメラに近づけていただきます。
- 動作チェック: シャッターを切る音や、ボタンの反応を確認します。
- 価格提示: その場で「この状態で〇〇円です」と確定金額をお伝えします。
Zoomの操作が不安な方もご安心ください。 スマホにアプリが入っていなくても、こちらから送るURLをタップし簡単な操作で繋がります。面倒な設定は一切不要です。
よくある質問(Q&A)
お客様からよくいただく質問にお答えします。
Q1:動作に問題なければ、ボロボロでも買取できますか?
はい、もちろんです。「C品(難あり)」や「実用品」としてお値段をお付けします。使い込まれたカメラには、名機としての価値が残っていることが多いです。
Q2:箱や説明書にも傷や汚れがあるのですが…
付属品の汚れは、本体ほど査定に大きく影響しません。ないよりはあった方が確実に良いので、汚れていても一緒にお出しください。
Q3:ビデオ通話査定では、自分の顔は映さないといけませんか?
いいえ、顔出しは不要です。スマートフォンの「外カメラ」に切り替えて、商品だけを映していただければ大丈夫です。
ランク判定は「送る前」に確定させるのが鉄則
最後までお読みいただきありがとうございます。査定士の藤川です。
今回のポイントをまとめます。
- カメラのランク(AB品・B品)の違いで、買取価格は数万円変わることがある。
- 自己判断は危険。「傷があるから安い」と思い込まず、プロに見てもらうべき。
- 一般的な宅配買取は、送った後にランクを下げられるリスクがある。
- オンカメのZoom査定なら、送る前にランク・金額を確定できる。
「長年連れ添ったカメラだから、納得できる価格で手放したい」 「次のカメラを買うために、正確な金額を知りたい」
そうお考えでしたら、ぜひ一度オンカメのZoom査定をお試しください。 私がお客様の愛機を拝見し、適正なランクと価格をその場でご提示します。
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