「中古のレンズって、安くて魅力的だけど…本当に大丈夫なの?」
そんな不安を抱えながら、フリマやネットショップを見ていませんか?
実は、中古カメラレンズには**“見た目だけでは分からない落とし穴”**があります。
この記事では、カメラレンズを中古で購入する際の注意点を解説し、失敗しないためのチェックポイントをまとめました。

目次
レンズ内の「カビ」や「くもり」に注意!
なぜカビやくもりが致命的なのか?
カメラレンズにとって「光をどう通すか」は命。
その光路上にカビやくもりがあると、以下のような症状が出ます:
症状例 | 見た目 | 写真への影響 |
---|---|---|
白いもや状の曇り | レンズ全体がぼんやりして見える | 📸 コントラストが低下 → 「眠い」仕上がりに |
点状のカビ | 白い点がポツポツ浮かぶ | 🌙 ボケがにじむ・逆光時にフレアやゴーストが発生しやすい |
深部まで侵食したカビ | 黒点 or 糸状に深く入り込んでいる | ❌ コーティングを侵食 → 除去不可能になる場合も! |
カビの種類・見え方の例
種類 | 見え方 |
---|---|
点状カビ | 白い点がぽつぽつと1〜数箇所 |
糸状カビ | クモの巣のように細く広がる |
全面くもり・カビ | 内部が白くにごっている/ボヤける |
→ 一見「ホコリかな?」と思っても、光を当てて観察すると明らかに“静的な汚れ”であることがわかる場合があります。
SONY(ソニー)ユーザー必見!風景撮影におすすめの神レンズ5選・選び方ガイドはこちら

チェック方法
【必要な道具】
- スマホのライト or 小型ペンライト(白色光が望ましい)
- 黒い布(背景を暗くするため)
【手順】
- レンズの前玉・後玉を個別にチェック
→ カビはどちらにも発生する可能性あり。 - 暗い場所で黒い布を敷き、光を横から当てて覗く
→ 光を“反射”ではなく“透過”させるイメージで。 - 角度を変えながら回転させて内部の光のにごりを確認
→ カビは光を通すとぼやっと発光するように見えることが多い。 - 点状の白いものが動かなければ、それはカビの可能性が高い
見分けが難しいときのワンポイント
比較対象 | 特徴 |
---|---|
ホコリ | カビと比較してレンズ内に埃のみが見える |
カビ | ゴミの周りにモヤモヤと繊維状の胞子が見える |
点状カビ
胞子状に全体的なカビの発生


プロ視点のアドバイス
「ちょっとくらいなら大丈夫」=油断大敵!
→ 初期カビでも、気温・湿度で進行し、数ヶ月後には撮影に影響することもあります。
「カビ有り」の表記がある商品は価格は安いが“ギャンブル性”が高い
→ 明記されていない=“ない”ではなく“見落とし”の可能性もあるため要注意。
実際によくある中古トラブル例
🌟🌟 2.0
「届いたレンズにカビが…返品不可で泣き寝入り」
▶︎ 個人フリマ購入/Canon EF50mm f1.8
見た目はキレイだったのに、光に当ててみたら前玉に白いカビが。
個人出品で返品不可…最初から専門店で買えばよかったです。
🌟 1.5
「画像が白くなりモヤっとしている…素人出品のため返品不可」
▶︎ フリマアプリ購入/Nikon AF-Sレンズ
商品説明には“問題なし”と書いてあったのに、実際に使ってみると画像がモヤっとなってしまった。
商品説明には、動作は良好と記載していたのを信じて購入した。動作に問題が無かったがレンズ内のカビ・くもりの状況は聞かずに購入したため出品者に問い合わせても「動作以外の返品は不可能」の一点張りで、返品もできませんでした。
まとめ:迷ったら「光を当てて覗いて確認」が基本!
中古レンズ購入時は、
✅ 強い白色光を横から当てて
✅ 角度を変えて内部を確認する
これだけで致命的なカビ・くもりの見逃しリスクを大きく下げることができます。
使わないレンズを持っているなら“売る”のも選択肢
劣化が進む前に、使っていないレンズを現金化するのも一つの手です。
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