中古カメラ選びで失敗しないために重要なのが「シャッター回数」です。
これはカメラがこれまでに撮影した回数を示し、寿命や消耗具合を知る目安になります。シャッター耐久回数を超えると故障のリスクが高まるため、中古カメラを選ぶ際には必ず確認しておきたいポイントです。
この記事では、シャッター回数の目安や調べ方、購入前に知っておくべき注意点をわかりやすく解説します。
目次
中古カメラで「シャッター回数」が重要な理由
シャッター回数=カメラの「走行距離」
シャッター回数は、カメラがこれまでに何回シャッターを切ったかを示す数字です。
車でいう走行距離のようなもので、カメラ内部のパーツの使用度合いを判断する基準になります。
もちろん、シャッター回数が少なければ少ないほど長く使用できるカメラになりますので、中古カメラを購入するときは、シャッター回数を確認することをおすすめします。
シャッター耐久回数の目安と具体例
カメラにはメーカー・モデルごとに「シャッター耐久回数(シャッター寿命)」が設定されています。
入門機(エントリーモデル):約5万回程度
Canon EOS Kiss X9i | Nikon D5600 | Sony α6000 |
---|---|---|
約5万回 | 約5万回 | 約5万回 |
中級機:約10万回程度
Canon EOS 90D | Nikon D7500 | Fujifilm X-T3 |
---|---|---|
約12万回 | 約15万回 | 約15万回 |
プロ機:約15〜30万回程度
Canon EOS 5D Mark IV | Nikon D850 | Sony α7R IV |
---|---|---|
約20万回 | 約20万回 | 約30万回 |
このように具体的な型番ごとの目安を知ることで、中古カメラを購入する際の「寿命判断の基準」になります。
修理費用が高額になりやすい
シャッターユニット交換は部品代と工賃が高いです
シャッター故障の修理は単純な部品交換ではなく、
「シャッターユニット取り寄せ」
「カメラの分解・再組み立て」
「センサー位置調整・シャッタースピード調整」
など 高度な作業が必要なため工賃が高額 になります
修理費用の目安
メーカーや修理店によって異なりますが、
✅ エントリーモデル:2〜3万円
✅ 中級・上級機:3〜5万円以上
が一般的で、場合によっては 部品供給終了で修理不可になることもあります。
中古価格より修理費用が高くなる場合がある
中古カメラはモデルによっては本体価格が安くなっており
✅本体価格:2万円
✅修理費用:3万円
となるケースもあります。
修理に出すより買い替えた方が安い状況になりやすいのが、中古カメラのシャッター故障の怖いポイントです。
シャッター回数の調べ方
中古カメラ購入・売却前にシャッター回数(ショット数)を確認することは非常に重要です。
以下の方法で簡単に調べられます。
✅ オンラインサービス 「ショット数ドットコム」 にJPEG画像をアップロードすると確認可能
対応メーカー:Nikon / SONY / PENTAX / FUJIFILM / Panasonic
※一部型番は調べることができません。
画像をドラッグ&ドロップするだけで簡単に確認することができます。
✅ Canon EOSシリーズは「Canon EOS Info」で無料で確認可能
Canon EOSシリーズの場合、PC用ソフト「Canon EOS Info」を使ってシャッター回数を調べることが可能です(Windows対応)
対応例:EOS 5D Mark II / 5D Mark III / 7D など(古いモデル対応)
【使い方】
1:シャッター回数が表示される
2:Canon EOS InfoをPCにインストール
3:カメラの電源をONにし、USBケーブルでPCに接続
4:Canon EOS Infoを起動し「Get Shutter Count」をクリック
※新しい6D mark2やEOS Rシリーズは非対応機種もあります。対応機種は事前に確認してください。
✅OLYMPUS(OM SYSTEM)での確認方法
OLYMPUS(OM SYSTEM)のカメラは本体で隠しメニューから確認可能です。
例(OM-D E-M5 Mark IIなど)
1:MENUボタンを押しながらカメラの電源をONにしてメニューを開く
2:「メニュー」→「モニター調整」→「infoボタンを押す」→「OKボタンを押す」
3:画面が切り替わり、「十字キーを上、下、左、右、そしてシャッターボタンを押してから、十字キーの上の順番に押します」
4:さらに十字キーの右を押すとページが切り替わり、Rがシャッター回数となります。
中古カメラを高く売るポイント
シャッター回数が少ないほど高値がつきやすいです。
買取事例
型番 | シャッター回数 | 買取実績 |
NIKON D500 | 5万回/3000回 | ¥70,000/¥84,000 |
Canon 5D mark 2 | 10万回/1万回 | ¥18,000/¥28,000 |
このようにシャッター回数によって、買取額が1万円以上も変わることも珍しくありません。
清掃・動作チェック・付属品の有無も重要ですが、シャッター回数にも注意をして見て下さいね。
結論:シャッター回数を知れば損しない
- 買う前 → 半分以下のシャッター回数なら安心
- 売る前 → シャッター回数を伝えられると高評価
- 壊れていても「中古カメラ買取可能」なので気軽に相談を
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