
カメラ撮影を楽しむ人なら、一度は「三脚って本当に必要なの?」と悩んだことがあるのではないでしょうか。撮影機材としては定番ですが、持ち運びや使い勝手を考えると、つい敬遠してしまいがち。でも、実際に使ってみると「やっぱり持ってきてよかった!」と感じる場面も多いのが三脚の不思議なところです。
今回は、そんな三脚の「邪魔」と「必需品」両方の側面について、カメラ好きの本音をたっぷり語ります。
目次
- 三脚が「邪魔」だと感じる瞬間
- それでも「必需品」だと思う理由
- 三脚を使うときのマナーと工夫
- まとめ:三脚は「邪魔」だけど「必需品」――自分のスタイル次第!

1.三脚が「邪魔」だと感じる瞬間
目次
1. 荷物が増えるストレス
三脚は、どうしてもかさばるし重いものが多いです。最近はカーボン製など軽量なモデルも増えていますが、安定性を重視するとやはりそれなりのサイズになります。特に旅行や登山、街歩きの撮影では「できるだけ身軽に動きたい」と思うもの。三脚を持っていくかどうか、出発前に悩む人も多いはずです。
2. 使用禁止やマナー問題
観光地や美術館、混雑したイベント会場などでは、三脚の使用が禁止されている場合もあります。理由は「通行の妨げになる」「他の人の迷惑になる」など。せっかく持って行っても使えない場面があると、ただの荷物になってしまいます。さらに、狭い場所で三脚を広げるのは周囲への配慮も必要です。
3. 設置や撤収の手間
撮影ポイントに着いてから三脚をセットし、構図を決めて、撮影が終わったらまた片付ける。この一連の作業が意外と面倒です。特に、移動を繰り返すスナップ撮影や、シャッターチャンスを逃したくない場面では、三脚の設置がもどかしく感じることもあります。
「邪魔」だと感じたエピソード
1. 旅行先での後悔
ある年の春、京都の桜を撮りに行ったときのこと。せっかくの機会だからと、普段使わない大型三脚を持参しました。しかし、観光地はどこも人が多く、三脚を広げるスペースなんてほとんどありません。しかも、移動が多いので、重い三脚を背負って歩くだけで疲れてしまいました。結局、三脚はほとんど使わず、ほぼ手持ちで撮影。帰り道、「今日は三脚いらなかったな…」と肩を落としたのを覚えています。
2. 街中スナップでの気まずさ
別の日、夜の街をスナップ撮影しようと三脚を持って出かけました。ところが、繁華街や駅前では三脚を立てるスペースがなく、周囲の目も気になって結局使えずじまい。三脚を持っているだけで「本格的すぎて浮いてる?」と感じてしまい、気軽に撮影できなかったのが印象的でした。

2.それでも「必需品」だと思う理由
1. 手ブレを防ぎ、最高の一枚を
夜景や星空、花火、滝の流れなど、スローシャッターが必要な撮影では、三脚がないとどうしても手ブレしてしまいます。最近のカメラは手ブレ補正機能が優秀ですが、1秒を超えるような長時間露光ではやはり三脚の安定感が頼りになります。特に風景写真や建築写真では、細部までシャープに写すために三脚は欠かせません。
2. 構図をじっくり追い込める
三脚にカメラを固定すると、両手が自由になるので、構図やピント合わせに集中できます。微妙なフレーミングの調整や、フィルターの装着、リモートシャッターの使用など、じっくり撮影したいときに大活躍。マクロ撮影や集合写真、自撮りにも三脚は便利です。
3. 長時間の撮影や待機が楽になる
野鳥や動物の撮影、タイムラプス動画、日の出や日の入りを待つ風景撮影など、同じ場所で長時間待つ必要がある場合、三脚があると体の負担が大きく軽減されます。重い望遠レンズを使うときも、三脚があれば安定して撮影できます。
4. 動画撮影には必須アイテム
動画撮影の場合、手持ちだとどうしても映像が揺れてしまいます。パンやズーム、定点観測など、滑らかな映像を撮るためには三脚が必需品です。最近はYouTubeやVlogを始める人も多いので、動画用途で三脚を使う人も増えています。
「必需品」だと実感したエピソード
1. 夜景撮影での感動
初めて三脚のありがたみを実感したのは、横浜の夜景を撮りに行ったとき。手持ちではどうしてもブレてしまい、思うような一枚が撮れませんでした。そこで三脚を使ってみたところ、シャッタースピードを自由に調整でき、ノイズの少ないクリアな写真が撮れたんです。三脚があるだけで、同じカメラでも全く違う写真が撮れることに感動しました。
2. 星景写真に挑戦
星空を撮るために郊外まで出かけたときも、三脚は大活躍。長時間露光が必要な星景写真では、三脚がなければ話になりません。カメラをしっかり固定し、じっくり構図を決めてシャッターを切る。撮影後、カメラのモニターに映った星の軌跡を見て、「三脚を持ってきて本当によかった!」と心から思いました。
3. タイムラプス動画の撮影
最近では、タイムラプス動画にも挑戦しています。雲の流れや夕焼けの変化を定点で撮影するには、三脚が絶対に必要。何時間も同じ場所にカメラを固定しておけるのは、三脚ならではの強みです。完成した動画を見たときの達成感は格別です。

3.三脚を使うときのマナーと工夫
三脚は便利な反面、使い方を誤ると周囲の迷惑になることも。私も、最初は人混みで三脚を広げてしまい、他の観光客に迷惑をかけてしまったことがあります。それ以来、
- 混雑した場所では使わない
- 必要なときだけ素早く設置・撤収する
- ミニ三脚や一脚を活用する
など、マナーや工夫を心がけるようになりました。
4.まとめ:三脚は「邪魔」だけど「必需品」――自分のスタイル次第!
三脚は確かに荷物になるし、使いどころを選びます。でも、「ここぞ!」という場面での安定感や表現の幅は、やっぱり三脚ならでは。私自身、何度も「持ってきてよかった」「今日は邪魔だったな」と両方の経験をしてきました。
だからこそ、撮影スタイルや目的、撮りたい写真に合わせて「今日は持っていく」「今日は置いていく」と柔軟に使い分けるのが一番だと思います。
あなたにとって三脚は邪魔ですか?それとも必需品ですか?
自分の撮影スタイルに合わせて、三脚との付き合い方を見つけてみてください。
きっと、写真ライフがもっと楽しく、もっと自由になるはずです!

